さよならのつづき衣装｜有村架純の服やブランドを全話解説

有村架純さんと坂口健太郎さんが主演を務めるNetflixドラマ『さよならのつづき』。切ないストーリーと共に、登場人物たちが纏う洗練されたファッションが大きな注目を集めています。

この記事では、さよならのつづきで着用された衣装について、作品の基本情報から徹底解説します。まず、ドラマの放送日とDVD発売情報、登場人物・俳優と心揺さぶるあらすじ・ネタバレ、そして美しい北海道のロケ地情報をお届けします。また、衣装担当は誰ですか？という疑問にお答えしつつ、主な衣装協力ブランドも紹介します。

話数ごとのファッションにも焦点を当て、象徴的なコートやマルジェラのニットワンピース、5話で登場したスカート、物語の鍵を握るティファニーの指輪は？という点や、着用されたバッグとネックレスのブランドも特定。さえ子のファッションは？という全体のスタイルを分析し、まとめとして「さよならのつづき」の衣装の魅力を総括します。

「さよならのつづき」衣装｜作品概要と基本情報

登場人物・俳優とあらすじ

はじめに、物語を彩る登場人物と、それを演じる豪華な俳優陣、そして物語のあらすじを確認しておきましょう。

あらすじ・ネタバレ

恋人の雄介（生田斗真）からプロポーズされたその日に、彼を交通事故で失ってしまったさえ子（有村架純）。悲しみに暮れる彼女の元に、ある日、雄介の心臓移植によって命を救われたという青年・成瀬（坂口健太郎）が現れます。運命に引き寄せられるように出会った二人。雄介の面影を追い求めるさえ子と、命の恩人の恋人という存在に葛藤する成瀬。北海道の美しい風景を舞台に、二人の切なくも美しい愛の物語が描かれます。

放送日とDVD発売情報

放送日（配信日）
Netflixシリーズ『さよならのつづき』は、2024年11月14日から全世界で独占配信が開始されました。

DVD・Blu-ray発売情報

現在、DVDやBlu-rayの発売に関する公式な情報は発表されていません。Netflixのオリジナル作品は、パッケージ化されないケースも多いため、現時点ではNetflixでの視聴が唯一の方法となります。今後の情報については、公式サイトからの発表を待ちましょう。

ドラマのロケ地はどこ？

本作の大きな魅力の一つが、登場人物たちの心情を映し出すかのような、息をのむほど美しいロケ地です。物語の主な舞台は、北海道。特に、さえ子が暮らし、雄介との思い出が詰まった街として、小樽市が中心的なロケ地となっています。歴史的な建造物が並ぶノスタルジックな街並みや、美しい運河の風景が、ドラマの切ない雰囲気を一層引き立てています。

また、雄介との回想シーンなどでは、ハワイの壮大な自然も登場し、二人の幸せな時間を象徴的に描き出しています。これらの美しいロケ地を巡る「聖地巡礼」も、ドラマの楽しみ方の一つと言えるでしょう。

衣装担当は誰ですか？

『さよならのつづき』の繊細で美しい世界観を、ファッションという側面から支えているのが、スタイリストの杉本学子さんです。

杉本さんは、これまでにも『大豆田とわ子と三人の元夫』や『着飾る恋には理由があって』など、数々の話題作で衣装を手がけてきた実力派のスタイリストです。彼女のスタイリングは、キャラクターの内面や心情の変化を、服装の色や質感、シルエットで巧みに表現するのが特徴です。

本作においても、主人公さえ子の「芯の強さ」と「共感される可愛らしさ」を両立させるため、ハイブランドのアイテムと日常に馴染むリアルなスタイルを絶妙にミックス。物語の感情の機微に寄り添う、繊細なスタイリングが多くの視聴者から高い評価を得ています。

主な衣装協力ブランド

本作の衣装には、主人公さえ子の洗練された大人の女性像を表現するため、国内外の様々な人気ブランドが衣装協力として参加しています。

これらのブランドが、ドラマの世界観に深みとリアリティを与えています。

話数別「さよならのつづき」衣装のブランド特定

象徴的なコートのブランド

第1話の冒頭、さえ子が恋人の雄介とバスに乗る雪景色のシーンで着用していたコートは、このドラマの衣装を象徴するアイテムとして、多くの視聴者に強い印象を残しました。

この美しいブルー系のマルチカラーチェックが特徴的なモヘアコートは、イタリアのブランド**forte_forte（フォルテ フォルテ）**のものです。

アルパカとモヘアをブレンドしたふんわりとした素材感が、北海道の厳しい寒さの中で、さえ子の内面の温かさや、雄介と過ごす幸せな時間の空気感を表現しています。悲しい運命を予感させつつも、どこか軽やかで希望を感じさせる色合いが、物語の幕開けにふさわしい一着でした。

このコートに合わせていたのは、**STELLA McCARTNEY（ステラ マッカートニー）**の白いチェルシーブーツ。重くなりがちな冬のコーディネートに、クリーンな抜け感をプラスしていました。

マルジェラのニットワンピース

第2話で、さえ子が雄介の心臓を移植された成瀬とカフェで再会する重要なシーン。ここで着用されていたのが、**Maison Margiela（メゾン マルジェラ）**のニットドッキングワンピースです。

このワンピースは、上半身が体にフィットするリブニット、スカート部分がシャツ生地のストライプ柄という、異素材を組み合わせたマルジェラらしい独創的なデザイン。シンプルで落ち着いた雰囲気の中に、ブランドならではのひねりの効いたディテールが光ります。

この衣装は、恋人を失った悲しみを抱えながらも、静かに日常を生きようとするさえ子の、控えめながらも芯の強いキャラクター性を見事に表現していました。

5話で着用のスカート

第5話で、雄介との思い出の事故現場に花を手向けに行くという、非常に感情的なシーンで着用されていたスカートも印象的でした。

このシーンでさえ子が履いていたのは、**JOURNAL STANDARD L’ESSAGE（ジャーナルスタンダード レサージュ）**のオレンジ色のフロントスリットスカートです。

悲しみを表現するモノトーンではなく、あえて温かみのあるオレンジ色を選ぶことで、雄介への変わらぬ愛情や、彼と共に生きていこうとする前向きな意志を表現していると解釈できます。また、歩くたびに足がのぞくフロントスリットのデザインが、彼女の内に秘めた女性らしさを感じさせます。

このスカートには、**6（ROKU）**のシンプルな白いカーディガンを合わせており、派手になりすぎない、品のあるコーディネートにまとめられていました。

ティファニーの指輪は？

物語全体を通じて、最も重要な小道具として登場するのが、雄介がさえ子に贈った婚約指輪です。この指輪は、二人の愛の証であり、さえ子の心の支えとなる象徴的なアイテムです。

この運命の指輪は、世界中の女性の憧れである**Tiffany & Co.（ティファニー）**のものです。

モデルは、ティファニーの代名詞とも言える「ティファニー® セッティング エンゲージメント リング」。18Kイエローゴールドのアームに、一粒のダイヤモンドが美しく輝く、タイムレスでエレガントなデザインです。

さえ子はこの指輪を、薬指ではなく、ネックレスチェーンに通して首から下げています。これは、亡き恋人への想いを常に胸に抱きながら生きていくという、彼女の決意の表れと言えるでしょう。このスタイリングが、キャラクターの心情をより深く、そして切なく視聴者に伝えています。

着用されたバッグとネックレス

『さよならのつづき』の衣装では、バッグやネックレスといった小物使いも、さえ子のキャラクターを表現する上で重要な役割を担っています。

特に印象的なのが、**Tiffany & Co.（ティファニー）**の「T スマイル ペンダント」です。微笑んだ口元をモチーフにしたモダンなデザインは、悲しみの中にも前を向こうとする、さえ子のささやかな希望を象徴しているかのようです。

これらの小物は、いずれも「長く愛用できる、タイムレスなデザイン」という共通点があり、物事を大切にするさえ子の価値観を反映しています。

さえ子のファッションは？

有村架純さん演じる菅原さえ子のファッションは、全体を通して「上品で、知的。そして、芯の強さを感じさせるスタイル」と要約できます。

スタイリストの杉本学子さんが語るように、彼女のファッションは「人に媚びる」のではなく、「自分の好きなものを選択して着ている」という自立した女性像をベースに構築されています。

スタイルの特徴

上質なベーシックアイテム: Maison MargielaやCELINE、THE ROWといったハイブランドの、流行に左右されないベーシックなデザインのアイテムを、大切に長く着ていることがうかがえます。

さえ子のファッションは、30代の働く女性がリアルに参考にできる、品の良いお手本のようなスタイルと言えるでしょう。

まとめ：「さよならのつづき」衣装総括

この記事では、Netflixドラマ『さよならのつづき』で有村架純さんが着用した衣装について、そのブランド情報からスタイリングの意図までを詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを改めてまとめます。